ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

学歴の有効性は海外のスタートアップではただ1点のみ

学歴が有効かどうかは労働市場ごとに分けて考える必要がある。例え日本で有効であったとしても、それが海外やまったく環境の異なるスタートアップでも有効とは限らない。

ここでは乱暴に

学歴 = サラリーマンとしてカネを得る手段 = 職の得るための道具

としてだけでその有効性を考える。起業するとかフリーランスで働くなら学歴なんてほとんど役に立たないからだ。

結論から言うとシンガポールのIT系スタートアップにおいて日本での学歴は就労ビザ以外に有効性はない。

ちょうど今日、職場の同僚と大学の話になって「日本で一番の大学はどこか知ってるか?」と聞いてみた。トーキョー大学と答えられた人はゼロ。とりあえず「日本で一番の大学はトーキョー大学って言うんだよ!」とご丁寧にご説明さしあげておいた。

その会話にはフランス人、ブラジル人、ベトナム人、スウェーデン人、カナダ人の同僚がいた。逆の立場で同僚のブラジル人に「ブラジルで一番の大学は知ってるか?」とか「スウェーデンで一番の大学は?」と聞かれても私は知らない。
つまり一部の英語圏の超有名大学以外、海外の大学名なんて誰も知らない。知っているのはハーバードやスタンフォードだけになる。

ここで話していた人達は前回のエントリーで書いたように誰かが職を求めてきた際に採用面接に参加するメンバーだ。その全員がトーキョー大学を知らないし、東大以下の大学はもちろんのように知らない。もし知ったところでそれがどれほど採用に影響するかはゼロと言っていい。
結局、人材採用の際に気にするのはその人が持つ専門知識とコミュニケーション能力ということになる。

だからといって「学歴=不要」とは結論付けてはいけない。

海外で働くにはその国が発行する就労ビザが必要になる。これはとても重要。これ無しでは外国人はその国に住むことができない。
シンガポールでは専門職向けのEPビザには4大卒を基準として設けている。高卒であっても高給が確保され、確固たる専門分野を持つ人であれば可能らしい。それでも4大卒と比較するとビザ所得に関して若干キビしくなることは確かなようだ。

つまり学歴は就労ビザの所得についてだけは有効ということ。それは東大でもどんな大学でも4大卒でありさえすれば大差はない。大事なのは大学のランクよりむしろ学部などの専門性。大学で勉強した専門分野と職の専門分野が一致していることが必要だから。

これは無理に学歴の効果を低く見積もって意図的に書いたエントリーではない。

海外では日本の大学の名前をほとんど誰も知らない、

と言う現状を元に書いたまで。



ハーバード合格基準

ハーバード合格基準

とにかく学歴を使いたい人はアメリカの有名大学にでも行ってください。