ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

「ブログから売れた本のトップ5=その本に対する思い入れのトップ5」の法則

移転しました。

このブログに掲載した書評を通じて売れた本のトップ5を集計すると、それはそのまま私のその本に対する思い入れトップ5とほぼ同じだった、という話。
どちらかと言えば本をよく読む方だ。しかもKindleペーパーホワイトを買ってから、読書量が加速した。読んで良かった本だけ書評を書いているのだが、いまいち書評を書く気にもならない本が多い。なので私にとっては書評を書いた時点でかなり厳選した後になる。その中でも特に思いれがある本があって、それはそのまま売れた本のトップとまったく同じだった。
 
 

1位 Grammar in Use Intermediate

英語は私のキャリアと人生をそっくり変えてしまった。で、この本はその英語学習を変えてしまった。もしこの本に出会うことなく非効率な日本の伝統的な英語学習を続けていたら、と思うとゾッとする。

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

紹介したブログ記事
tango-ruby.hatenablog.com
 
 

2位 Practical Object-Oriented Design in Ruby

この書評を書いた当初は「こんなソフトウェア設計思考の本でしかも英語版しかないのに買う人なんてあまり居ないだろう。でもひとりでもこの本のエッセンスを読み取っていただける方がいればそれだけでいい」と考えて書いた。なのに蓋を開けてみれば堂々の2位だ。
不利な条件とかゴチャゴチャ考えずに「本当にいいと感じた思いをただ素直に書くだけ」でいいのだと分かった。

Practical Object-Oriented Design in Ruby: An Agile Primer (Addison-Wesley Professional Ruby)

Practical Object-Oriented Design in Ruby: An Agile Primer (Addison-Wesley Professional Ruby)

紹介したブログ記事
tango-ruby.hatenablog.com
 
 

3位 エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢

上位2冊と比較すると売上としては一桁落ちてしまう。本自体はとてもいい本で私なんかが紹介しなくても勝手に売れていく最上級の質の本であることは分かっている。ただ私がこれを読んだのは、もう海外で働き出した後だった。これを海外移住の前に読んでいたらその有用さから、もっと熱く思いを込めて書評を書いただろう。ただその差だけだと思う。

紹介したブログ記事
tango-ruby.hatenablog.com
 
 

4位 馬を飛ばそう

創造に関する書で公開しているパズルシリーズの作成と仕事におけるプロジェクトがもろに影響を受けている。

馬を飛ばそう

馬を飛ばそう

紹介したブログ記事
tango-ruby.hatenablog.com
 
 

5位 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

プログラミング関連書の中では古典に入ってしまうかもしれない本なのに、いまだに売れている。おそらく著者のハッカーというかオタク的な視点があまりに独創的で読み返すたびに新しい発見があるからだろう。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

紹介したブログ記事
tango-ruby.hatenablog.com
 
 

ブログから売れるということ

ブログはパーソナルなメディアで書いた人の意思が如実に反映される。すごいマーケッターでもない限り「売ってやろう」としてもその通りには売れない。売れるのは本当にそれを書いた人が「いい!」と思ったモノだけに限る、という当たり前の事実を見せつけられた。