ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

【読者質問 06】海外転職の給与交渉と相場は?

移転しました。

ご質問ありがとうございます。

質問コーナーの設置を、大変嬉しく感じております。
早速、質問をさせて頂きます。
海外での転職の際に、給与の交渉はどうされているのでしょうか。
また、その地域の相場と比較し、自分の水準をどのレベルに置くかといった判断は、どういった点を重視されるのでしょうか。
また、交渉にあたり、日本と異なる点や注意点などがあれば、教えて頂けないでしょうか。

私の場合は転職の際に交渉らしい交渉はしていない。まずオファーをもらう前に給与の話が出たら一応「現行の給与以上」とだけ言ってるが、「最低でも**ドル以上はくれよな!」とか強く言うなんてことはなかった。それと日本でも「おい、オレの給与は低いぞ。上げろよ!」とかやったことも無いので「日本と異なる点や注意点」と聞かれてもそういう経験と知識を持ち合わせていないので回答のしようがない。「その地域の相場と比較し、自分の水準をどのレベルに置くか」とかもほとんど意識していない。まー楽しく働いて英語圏だとITエンジニアの給料はそれなりにいいし、これでいいかな、ぐらいの感覚しかない。

きっと質問者さんの期待していた回答とは違うと思う。「なんだこいつ。しょぼいな」と思われたかもしれないが私はそんなにガツガツ交渉できるタイプでもないし、これぐらいしか言えない。

ただ英語圏のビジネスマンは給料でもなんでも交渉する、という話を聞いたりするが現実のニュアンスはちょっと違う気がする。確かになんでも声に出してアピールする文化ではある。しかしそれらが全部「交渉」に含まれるとは思わない。現実は「エリートっぽい人でも実績で評価される労働環境にいるので、それが交渉してがんばっているように見える」のだと思う。

ひとことでは伝わりにくいので以下に説明します。(ぼわっとした印象の話なので数字的根拠は無し)

日本ではエリートほど露骨に実績で評価されてしまう職種にはつかず、社会的地位が高そうなところに集中している印象がある。例えば東大を出て、お家柄もいいお坊ちゃまがいたとして、そういう人が営業職に付く例はあまり無い。営業というのはどんなにそれまで受験勉強をがんばってきたとしても、ちっとも勉強しなかった連中と横一線にならんで、よーいドンで売ってくる仕事だ。その成果はハッキリとA君は**円の売上、Bさんは**円、でエリートお坊ちゃまは**円だけですー、え?東大出?そんなこと知るか!もっと売ってこいボケー!となってしまう。

しかし英語圏ではエリートほどそんな感じのガンガン評価される環境に飛び込んで行く。そういう環境の方が給料が高いというのも関係しているのだろう。「いい大学出ていいコネと知識があるんなら、この職場で実績出しやがれ。できなければ当然クビな。テメーには高い給料払ってんだ!じゃあ後はよろしく」という職場があっても怖気づくことなくやってくる。

コードを書きまくるエンジニアも間違いなく露骨に評価される職のひとつ。どんなに学歴の高いお坊ちゃまであっても、クソなコード書いてバグを連発する奴だったら「お勉強はできるか知らんがエンジニアとしては使えない」となる。この記事に書いたように英語圏では日本のSEにあたる職が無く、コードも書けないのに上級職に付くことはできない。仮に上級職に付いていてもコードが分かってない時点で「バカだなこいつ」と思われたあげくに降ろされるのがオチ。エンジニアがコード書いてGitHubに上げてレビューされるのってもう毎日が評価の連続みたいなもんだ。

こうしてエリート達も露骨に評価されて切磋琢磨しなければならない仕事に付くので全体として「英語圏では給料でもなんでもバリバリ交渉してるのか?」みたいな印象になるのだろうと思った。

海外転職の給与交渉と相場についてはあまり回答できていないが、今回はこんな感じです。

ところで最初、質問箱を設置した時は「いただいた質問は全てこのブログに掲載してお答え」と書いたが前言撤回させてください。全部はキツい。なるべく答えます、ぐらいで。

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