海外移住
ポルトガルを旅行した際にとある有名レストランに行った。そこで偶然にある映画監督と席が隣になりいろいろ話して、自信というものがどれほど大切でカンタンには手に入らないかを思い知らされた。ポルトガルはひとことで言って素晴らしい国だった。料理が旨…
ジローナという名のスペインの田舎街があって、そこにある「世界一美味いアイスクリーム」とやらを食って味も風味も素晴らしかったのだが、それ以上に「実にいいマーケティングだな」と心底感心してしまった。ぶっちゃけ仕事も趣味も楽しみもコーディングと…
英語ほど誰でも多少の労力で手に入って、お金も生活の質も劇的に向上させてくれる技術は他には無い。それなのに時々ウェブ上で見かけられる英語軽視の論説は一体なんなんだろう。特に英語圏での海外暮らしは「どんなに頭が良くても英語ができなければ賢いチ…
こんなこと書くとブログ書いてる本人の自己否定にも繋がるのだが、もし「海外移住でもしてみようかなー?」なんて考えていたら、本当に実用的な参考サイトは統計サイトですよ、という話。エンジニア気質もあって、数字が入っていない話はあまり気に留めてい…
過去に共に働いたエンジニアチームで歴代最高のチームというのがあったが、そのチームで働いていた当時はそのことに気付いていなかった。今現在、目の前に居る同僚達も後になってから「歴代最高のチームだったな」なんて懐かしく思うかもしれないし、今を大…
ある意味では海外移住なんてカッコ悪いことの連続でしかないな、という話。以前は質問箱なるものを設置して海外移住をお考えの方から質問を受け付けたり、今でもメールなんかで同様の質問をよくいただく。ご質問者さんは海外移住を考えていて、そのこと自体…
「英語圏のエンジニア達は日本人のように長時間労働をしていない。彼らは日本のエンジニアの2倍かそれ以上の給料をもらっている。それでなんで会社が成り立ってるんだ!?」という疑問は英語圏で働き出してからずっとあったが、これという答えは見いだせず…
ご質問ありがとうございます。 海外転職する際の年齢と実務年数に関する質問をさせていただきます。情報系学部出身の4大卒プログラマで海外転職を目指しています。 私は長らくSEをしていましたが自分で手を動かしコードを書きたいという気持ちが強く、2年ほ…
高城剛の多動日記がやたらに面白かったので書評を書いた。Kindle Paperwhiteで読む時はだいたい気になった箇所を指でなぞってハイライトを入れるのだが、たった1冊の本でこんなにたくさんのハイライトを入れた本はあまりない。以下がハイライトを入れた箇所…
街の印象というのは人それぞれだが、私からすればベルリンは出会いの宝庫だ。世界中から人が押し寄せ、人種国籍に関係なく混ざり合い、そこで生まれた交流がまた新たな交流を生む街だ。先日、子供を通じてあるドイツ人のおばさんと出会った。詳しい年齢は知…
読者さんからコメントいただいて、何度も「やめたろか」と思ったブログを一応は続けておいて良かったなーと思えた。ブログやってて嬉しいことなんてほぼ無い。ほとんどは時間の無駄でちっとも儲からんことばっかりだ。しかしごくまれに「やっててよかったか…
ご質問ありがとうございます。さっそく質問から。 ジャバ・ザ・ハットリさん、はじめまして。 若い時から海外で暮らしをしてみたいとは思っておりましたがその夢は実現しないまま30代になったウェブエンジニアです。ハットリさんのブログは海外に暮らして…
ご質問ありがとうございます。ではさっそく質問から シンガポールからベルリンに移られた理由がいまいちよくわかってないので教えてください。 ご質問者さんはコメントに「シンガポール転職を考え中」とあったので質問を「シンガポールで嫌なことがあってベ…
ついに質問きたー!ありがとうございます。とりあえずいただいたご質問は題名を付けて本ブログで回答を載せることにした。題名は 読者質問(+シーケンス番号) とする。 やっぱり「質問募集!」とやってしばらく来ない日が続くとなんかドキドキする。こうし…
日本で活躍中のエンジニアで「海外転職をしたい」とか「海外移住したい」と考える方がいれば、その参考になればと思ってブログを綴っている。すると時々コメント欄なんかで「ちょっと海外に出たからってなに?本当にすげーもん作ってから偉そーに言えよ」み…
『年収は「住むところ」で決まる 』(著:エンリコ モレッティ)を読んだ。これは特に海外転職において「住むところ」選びをする際に、ぜひとも参考にすべき1冊だった。年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学作者: エンリコモレ…
転職回数は多い方がいい。別に転職回数を獲得ポイントのように考えて、ポイント数をたくさん稼ぐほどいいと言っているのではない。転職に伴って得られるスキルが重要でそれは経験がないと手に入りにくい。しかしそのスキルが手に入ったら、まーまー仕事も住…
緊張する重大な局面ほどその人の本性が垣間見れる、ということで「重大なシステム障害時における心構え」というものを同僚のイタリア人エンジニアのDから学んだ、という話。現在の勤め先のベルリンのITスタートアップのエンジニアチームは全員の国籍が異なる…
このブログは私、ジャバ・ザ・ハットリが書いている日記としているのだが、すごい唐突に「なんで実名ブログにしないのですか?」って質問を受けた。別に一生懸命に身を隠してる訳ではないし、公表しているコードを元にちょっとググったりすれば私の本名なん…
これはエンジニアに限った話ではない。それがスポーツであれ芸術であれ誰かが「世界」へ参加することを悲願や夢、冒険に置き換えて表現する言説がある。そういう発想は閉鎖的で不利益だし、そもそもそんな昭和みたいな根性論とそれを堂々と語る人たちは無視…
現在の勤め先であるベルリンのITスタートアップの同僚のITエンジニア達は揃いも揃ってとても国際経験が豊かだ。そんな連中と昨今の反グローバル化に対する意見を聞いても驚くほどにそっけなかったが、自分も似たような意見しか持ってないな、という話。私の…
海外転職において最も難しいのは最初に日本から海外へ渡る際にある壁でそこを超えたら後は比較的楽勝ですよ、という話。言いたいことの結論を図にすればこんな感じ。 | | | | 高 い 壁 | | | | 日本 | シンガポール | ヨーロッパ(ベルリン)なん…
同僚のTはチェコ出身のカスタマーサポートを担当する女で、肩から手首にかけて派手な入れ墨があって、ヨーロッパ言語5ヶ国語を操ることができて、普段から各国の言葉で電話を通して客と対応していて、最初会った時は髪の毛の右1/3が緑色だったし、眉毛あ…
ベルリンでもシンガポールでもITスタートアップのエンジニアチームで一緒に働いたチームメンバーの中に現地人はひとりも居なかった。そういう現状からITエンジニアならほぼどこでも移住できますよ、という理屈になる。現地人とはその国で生まれ育った人のこ…
今朝、出勤するためにベルリンの美しい街を歩いているとヒゲを生やした中年小太りのゲイが二人でキスをしていた。軽い挨拶程度のキスではない。お互いの腕を絡ませて、抱きついて、ブッチュー、、、、、、とかなりディープだった。朝の9時半の路上で。で、…
ホントにいいスタートアップには優秀な人材と刺激的なプロジェクトがあり、そこで働く人には無数の成長機会が存在する。ならばスタートアップで働くに限るぜ!となりがちだが気をつけなければならないことがある。それは箸にも棒にもかからないようなクソみ…
家族と共にドイツのベルリンに移住した。ベルリンのスタートアップでソフトウェアエンジニアとして働いている。シンガポールに移住した際も最初の3週間と、その後の3ヶ月、3年の印象とは少しづつ変化していった。やはり最初の何も知らない時点で見るもの…
「なぜ海外で暮らすことにしたの?」「なぜわざわざまたヨーロッパなんかに家族を連れて行くの?」こうした質問になんとか自分なりの考えを伝えるのだが、いつもしっくりこない。そんな時にいつも思い返す本が村上龍の「どこにでもある場所とどこにもいない…
ITエンジニアが英語圏の会社へ海外転職する際、それを成功に導くちょっとしたテクニック集。これはとかではない。あくまでもちょっとしたテクニックになる。こういうのが意外と重要。シンガポールからヨーロッパのIT企業に転職することになった。オファーを…
エンジニアが海外転職をする際に必ず出されるのが技術問題で、それらは本当に玉石混交。いい問題もあれば、なんかしっくりこないクソ問題もある。私が現職で応募者に技術問題を出す際にはいつも「外部のネットに書いたり、人に問題の内容を教えたりしないで…