ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

英語

有名レストランである映画監督と出逢い、自信がいかに大切で今の私にはそれが無いことを痛感した

ポルトガルを旅行した際にとある有名レストランに行った。そこで偶然にある映画監督と席が隣になりいろいろ話して、自信というものがどれほど大切でカンタンには手に入らないかを思い知らされた。ポルトガルはひとことで言って素晴らしい国だった。料理が旨…

YAGNIはソフトウェア実装の原則。直訳は「そんなモン要らんって!」

YAGNI (You Ain't Gonna Need It) 直訳は「そんなモン要らんって!」 YAGNIの原則は「機能は実際に必要となるまでは追加しないのがよい」とすること。後で使うだろうという予測の元に作っても、実際に使われるのはほんの一部。ソフトウェア実装において「予…

どんなに頭が良くても英語ができなければ賢いチンパンジー

英語ほど誰でも多少の労力で手に入って、お金も生活の質も劇的に向上させてくれる技術は他には無い。それなのに時々ウェブ上で見かけられる英語軽視の論説は一体なんなんだろう。特に英語圏での海外暮らしは「どんなに頭が良くても英語ができなければ賢いチ…

「海外移住でもしてみようかなー?」と思ったら参考にすべきサイトは日本語ブログではなく、統計サイト

こんなこと書くとブログ書いてる本人の自己否定にも繋がるのだが、もし「海外移住でもしてみようかなー?」なんて考えていたら、本当に実用的な参考サイトは統計サイトですよ、という話。エンジニア気質もあって、数字が入っていない話はあまり気に留めてい…

Amazon Echoを買って「アレクサ!」と言ってから世界の見え方が変わった

Amazon Echoに的外れなコメントするヒマがあったら、今すぐ買って「アレクサ!」と言ってみるべし。私にとってAmazon Echoは単なる便利な商品という枠に留まることは無かった。大袈裟ではなく、世界の見え方を変えた製品だった。我が家に英語版のAmazon Echo…

【読者質問 12】ランチ中の英語の会話

ご質問ありがとうございます。 社員とのランチなどで交わされる英語の会話についていけてますか? ランチ中の会話が英語になってから6年ほどになるのでさすがに慣れた。英語での会話は仕事中よりもランチ中の方が話題が多岐に渡るので難しい。ただそうした…

友人を作る方法はただその人への興味を真摯に伝えること

街の印象というのは人それぞれだが、私からすればベルリンは出会いの宝庫だ。世界中から人が押し寄せ、人種国籍に関係なく混ざり合い、そこで生まれた交流がまた新たな交流を生む街だ。先日、子供を通じてあるドイツ人のおばさんと出会った。詳しい年齢は知…

英語のプレゼンを成功させるたったひとつのコツ

英語でプレゼンをする際にそれを成功に導くためのコツについての話。今の勤め先であるベルリンのITスタートアップではエンジニアチームの全員が次のバージョンに盛り込むべきアイデアを色々考えてプレゼンする。ピッチと呼んでいるが、そんな呼び名はどうで…

40代の社畜が海外から2〜3倍の年収オファーというコメントをいただいて、ブログ続けてよかったのかもと思えた

読者さんからコメントいただいて、何度も「やめたろか」と思ったブログを一応は続けておいて良かったなーと思えた。ブログやってて嬉しいことなんてほぼ無い。ほとんどは時間の無駄でちっとも儲からんことばっかりだ。しかしごくまれに「やっててよかったか…

転職回数は多い方がいい。「転職は3回まで」なんて言ってくる奴は放っとけばいい

転職回数は多い方がいい。別に転職回数を獲得ポイントのように考えて、ポイント数をたくさん稼ぐほどいいと言っているのではない。転職に伴って得られるスキルが重要でそれは経験がないと手に入りにくい。しかしそのスキルが手に入ったら、まーまー仕事も住…

英語の技術ブログってなんであんなに同じ話題がやたら多いのか、と思うと共に日本語ブログの独自性について考えた

技術ブログに関しては英語と日本語の両方を読むようにしているが、どちらかと言うと日本語の方が各ブログライターごとの独自性が色濃く出ていて、英語の方は「またこの話題か。」と似たような内容を書かれている割合が高い気がする。以下の内容の英語の技術…

「100 Tricks to Appear Smart in Meetings」で学ぶ英語圏の職場でのサバイバル術

「100 Tricks to Appear Smart in Meetings」がなんか面白い。ちょっと前にSNSなんかで話題になっていたようだ。英語のキンドル本を買って読んだらやけに面白く、かつ海外の職場でのサバイバルに関して参考になった。本書の趣旨はシンプル。英語を使う職場で…

『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』書評

『〈インターネット〉の次に来るもの』を読んで「これはごちゃごちゃ言い訳してないで、とにかくモノ作って公開しよ」と思った。そして今、まーまー高いモチベーションでコードを書いている。たった1冊の本でここまで「やったるぞー」的な気持ちにさせる本…

「世界のITエンジニア向け調査結果 スタックオーバーフロー2017」はいつも興味深い

毎年やってるスタックオーバーフローのIT技術者向けのアンケート結果2017版が出た。これがいつも興味深いので一部を抜粋した。 アンケートに回答があった地域 英語でアンケート取ってるのが理由だろうが、ほぼ英語圏に集中している。日本からの回答は全…

エンジニアとして世界へ参加することが夢とか悲願ってなにそれ?「普通だぞ」とだけ言いたい

これはエンジニアに限った話ではない。それがスポーツであれ芸術であれ誰かが「世界」へ参加することを悲願や夢、冒険に置き換えて表現する言説がある。そういう発想は閉鎖的で不利益だし、そもそもそんな昭和みたいな根性論とそれを堂々と語る人たちは無視…

国際経験がやたら豊富なITエンジニア達だが反グローバル化に対する感想はそっけないものだった

現在の勤め先であるベルリンのITスタートアップの同僚のITエンジニア達は揃いも揃ってとても国際経験が豊かだ。そんな連中と昨今の反グローバル化に対する意見を聞いても驚くほどにそっけなかったが、自分も似たような意見しか持ってないな、という話。私の…

海外転職では最初の壁を超えてしまえば後は楽勝。ただしある条件は付く

海外転職において最も難しいのは最初に日本から海外へ渡る際にある壁でそこを超えたら後は比較的楽勝ですよ、という話。言いたいことの結論を図にすればこんな感じ。 | | | | 高 い 壁 | | | | 日本 | シンガポール | ヨーロッパ(ベルリン)なん…

海外におけるエンジニアのキャリアをヨーロッパ貴族のお父様がタトゥー娘にメッセンジャーを送信するとこを想像しつつ考える

同僚のTはチェコ出身のカスタマーサポートを担当する女で、肩から手首にかけて派手な入れ墨があって、ヨーロッパ言語5ヶ国語を操ることができて、普段から各国の言葉で電話を通して客と対応していて、最初会った時は髪の毛の右1/3が緑色だったし、眉毛あ…

まともなコードが書けるエンジニアならどこでも海外移住できるという単純な理由

ベルリンでもシンガポールでもITスタートアップのエンジニアチームで一緒に働いたチームメンバーの中に現地人はひとりも居なかった。そういう現状からITエンジニアならほぼどこでも移住できますよ、という理屈になる。現地人とはその国で生まれ育った人のこ…

ベルリンに移住して3週間経った

家族と共にドイツのベルリンに移住した。ベルリンのスタートアップでソフトウェアエンジニアとして働いている。シンガポールに移住した際も最初の3週間と、その後の3ヶ月、3年の印象とは少しづつ変化していった。やはり最初の何も知らない時点で見るもの…

ITエンジニアの海外転職を成功させるちょっとしたテクニック集

ITエンジニアが英語圏の会社へ海外転職する際、それを成功に導くちょっとしたテクニック集。これはとかではない。あくまでもちょっとしたテクニックになる。こういうのが意外と重要。シンガポールからヨーロッパのIT企業に転職することになった。オファーを…

ITエンジニアの海外転職で出された技術問題をそのままここに貼り付ける - その1

エンジニアが海外転職をする際に必ず出されるのが技術問題で、それらは本当に玉石混交。いい問題もあれば、なんかしっくりこないクソ問題もある。私が現職で応募者に技術問題を出す際にはいつも「外部のネットに書いたり、人に問題の内容を教えたりしないで…

ごく少数の日本の音楽を除いて子供の感性に引っかかるのはほとんどが英語の音楽になってしまう

うちの子供たちが子供の感性で選ぶ音楽、映画、本にはほとんど口を出さないことにしていたら、彼らが触れるのは全て英語の作品になってしまって、いまさら軌道修正しようとしても、どうにもなりませんでしたわ(ただし少数の日本人の作品を除く)という話。…

小学3年生向け英語ボキャブラリーテスト【シンガポールの地元校版】

こちらの小学生達は英語のテストをリスニング編、スピーキング編、書き取り編と3部に分けて行う。書き取り編のボキャブラリー選択問題を抜粋した。英語のテストとしてまーまーいいので6問だけ試してみてはいかがでしょうか? 勝手に作ったり改編したのでは…

「プログラマが知るべき97のこと」はやたらリピート率の高いキンドル本

「プログラマが知るべき97のこと」の英語版がKindleに入っていて、結構な頻度で読んでいる。エンジニア向けエッセイ集で全てのエッセイが2ページほどに収まっており、スキマ時間に読むのにちょうどいいからだ。各エッセイには97人の熟練エンジニア達がそ…

天才プログラマーと自分との実力差をカンタンに測定する方法

天才プログラマーと自分との実力差をカンタンに測定する方法を発見しましたよ、という話。結論から言うと、いろんなところで過去に開催されたプログラミングコンテストの入賞者の結果を見て、その問題を同じ条件で解いてみること。あるウェブサイトに201…

オブジェクト指向設計実践ガイド 「Practical Object-Oriented Design in Ruby」待望の日本語版がついに発売

本ブログで絶賛オススメしていた 「Practical Object-Oriented Design in Ruby」の日本語版がついに発売された。こちらの記事でオススメを書いたのだが、アクセスはたくさんあってもアマゾンのアソシエイトプログラムを通して購入にいたるケースは少なかった…

エンジニアとして優秀な奴が全部持っていって、後は残りカスすら無いという現状を直視する

あらかじめ言っておくと結論はなく、今までの考え方はちょっと間違っていたな、というだけの話。エンジニアの世界にはやたら技術レベルの高い人が居て「こんな人にはかなわない」となることがある。そういう人と真っ向から勝負しても、負けるだけなので私な…

人種差別も宗教問題も独特のユーモアと鋭い視点で表現したエッセイ「No Land's Man」

実際の英会話において実用的に「使える本」に出会った。アメリカのテレビで活躍するコメディアンAasif Mandvi 氏のNo Land's Man。No Land's Man作者: Aasif Mandvi出版社/メーカー: Chronicle Books LLC発売日: 2014/11/04メディア: Kindle版この商品を含む…

英語圏のITスタートアップにおいて日本人であることの唯一のメリットを転職で活かす方法

もうぶっちゃけて言ってしまえば英語圏のITスタートアップで働く場合に日本人であることのメリットなんてほとんど無い。日々の業務で実感できることなんて皆無だ。ほとんどの情報は英語で発信されているし、会議もランチ中の会話も英語。ジリ貧状態の日本市…