ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

RailsでMicrosoftのFace APIを使って写真の顔認識をする方法

移転しました。

写真の顔認識はいろんなプロジェクトで地味に実装されていて、まーまー重要な機能のひとつになってきた。いろんな方法があるが今のところMicrosoftのFace APIに一日の長を感じる。精度が高くまた無料枠でもいい感じに使えるからだ。

f:id:tango_ruby:20160603180826p:plain:W400

しかしなぜかドキュメントにはPythonとC#、Java(Android)の分しかないのでRuby(Rails)版をここに書いた。

以下のサイトでMicrosoftのoutlookアカウント(無料)を取って、Face APIのキーを取得する。
www.microsoft.com

登録が完了すると以下のような画面にAPIキーが表示される。

f:id:tango_ruby:20160603180639p:plain:W400

顔認識をさせるRailsプロジェクトのGemfileにcurbを入れてインストールする。

# Gemfile

gem 'curb'
$ bundle install

secrets.ymlとかにFace APIのキーを書き込む。
ここではRails.application.secrets.microsoft['face_api_key']に入れることにする。

development:
  microsoft:
    face_api_key: *****************


後は写真をアップロードさせるモデルの中にcurlで顔認識の結果をとってくるメソッドを書く。

class Photo < ActiveRecord::Base
  belongs_to :user
  has_attached_file :file, default_url: "missing.jpg"

  def face_detection
    Curl.post("https://api.projectoxford.ai/face/v1.0/detect", "{ url: '#{self.file.url}' }" ) do |curl|
      curl.headers["Ocp-Apim-Subscription-Key"] = Rails.application.secrets.microsoft['face_api_key']
      curl.headers["Content-Type"] = 'application/json'
    end
  end
end

としておくと、

$ rails c
> p = Photo.find(??)
> face = p.face_detection
> face.body_str
顔認識の結果がズラズラ

これで完了。
後、他にもパラメータやらを追加してもっと詳しい顔認識をさせたいのなら、こちらのドキュメントにいろいろ載ってる。

f:id:tango_ruby:20160603183328p:plain:W400

こんなおもしろ機能が数分で実装できてしまうなんて、なんていい時代になったんだ。
 
 
tango-ruby.hatenablog.com

tango-ruby.hatenablog.com

tango-ruby.hatenablog.com