Web系エンジニア必須の環境設定 <その1>dotfilesをGitHubで管理
移転しました。
シンガポールからヨーロッパに来てもソフトウェアエンジニアとしての職種が同じで言語も英語なので「やってることほぼ同じだな」と感じることがほとんど。そして開発の環境設定もほぼ同じ。人種国籍問わずエンジニアなら「これはやってるだろー」というような設定をまとめた。と、言うのもたまーになぜかやってない人が居たりして「こういう方法があるよ」と教えてあげると喜んでいただけるからだ。
誰もがやってること = とても需要があってかつその設定が支持されている
のだと思う。
あくまで必須項目に絞ったので、エディタはVimかEmacsかとかの宗教に踏み込むつもりはない。永遠に結論の出ることが無い話ではなく「それぐらいのことやってるだろーフツー」という内容だけ。なので熟練のエンジニアの方は当然過ぎる話で面白くもなんともないと思われる。主に学生さんとか若い方向けとしてください。
全てのdotfilesをGitHubで管理する
.vimrc,.bash_profileなどファイル名の先頭にドットが付いた管理ファイルを全てまとめてGitHubで管理すること。こうしておけばMacBookが変わっても、転職を機に会社のコンピュータを返却しても、国境を超えて引っ越ししても、いつでもどこでもGitHubからクローンするだけでいつもの親しんだ環境がすぐに実現できる。
コンピュータが変わるたびにゴリゴリ設定を書く必要が無くなる。
動作環境:MacOS
自分のディレクトリにdotfilesという名のフォルダを作る。
$ cd $ mkdir dotfiles
現行のファイルをdotfiles配下に移す。(私は好みで先頭にドットを付けると隠れファイルになるのがイヤでドットを付けないファイル名としている。ここはお好み次第)
$ mv .vimrc dotfiles/vimrc $ mv .bash_profile dotfiles/bash_profile $ mv .agignore dotfiles/agignore $ mv .tmux.conf dotfiles/tmux.conf 管理したいファイル分を繰り返す
シンボリックリンクを作成する。以下の内容のシェルスクリプトを作成し、dotfiles_links.shという名で保存する。
ln -sf ~/dotfiles/vimrc ~/.vimrc ln -sf ~/dotfiles/bash_profile ~/.bash_profile ln -sf ~/dotfiles/agignore ~/.agignore ln -sf ~/dotfiles/tmux.conf ~/.tmux.conf
実行権を与えて、実行する。
$ chmod +x dotfiles_link.sh $ ./dotfiles_link.sh
GitHubにログインして左上の+ボタンを押す。新しいリポジトリを作る。リポジトリ名はdotfilesとしておく。
$ git init $ git add . $ git commit -m "first commit" $ git remote add origin git@github.com:<Your Account Name>/dotfiles.git $ git push -u origin master
他のコンピュータにこの設定を持ってくる時
$ cd $ git clone https://github.com/<Your Account Name>/dotfiles.git $ cd dotfiles $ chmod +x dotfiles_link.sh $ ./dotfiles_link.sh
これだけ。
このちょっとしたことで貴重な時間をしょうもない設定作業に費やすことが一切無くなる。