ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

転職

YAGNIはソフトウェア実装の原則。直訳は「そんなモン要らんって!」

YAGNI (You Ain't Gonna Need It) 直訳は「そんなモン要らんって!」 YAGNIの原則は「機能は実際に必要となるまでは追加しないのがよい」とすること。後で使うだろうという予測の元に作っても、実際に使われるのはほんの一部。ソフトウェア実装において「予…

職場の同僚の素晴らしさに後から気付いても、その時にはもう居ないから今を精一杯生きよう、と

過去に共に働いたエンジニアチームで歴代最高のチームというのがあったが、そのチームで働いていた当時はそのことに気付いていなかった。今現在、目の前に居る同僚達も後になってから「歴代最高のチームだったな」なんて懐かしく思うかもしれないし、今を大…

40代の社畜が海外から2〜3倍の年収オファーというコメントをいただいて、ブログ続けてよかったのかもと思えた

読者さんからコメントいただいて、何度も「やめたろか」と思ったブログを一応は続けておいて良かったなーと思えた。ブログやってて嬉しいことなんてほぼ無い。ほとんどは時間の無駄でちっとも儲からんことばっかりだ。しかしごくまれに「やっててよかったか…

【読者質問 01】海外転職の求人を探した方法

ついに質問きたー!ありがとうございます。とりあえずいただいたご質問は題名を付けて本ブログで回答を載せることにした。題名は 読者質問(+シーケンス番号) とする。 やっぱり「質問募集!」とやってしばらく来ない日が続くとなんかドキドキする。こうし…

「テメー偉そうに」と言われても身の丈レベルでブログ発信する意義が海外在住中のエンジニアはある

日本で活躍中のエンジニアで「海外転職をしたい」とか「海外移住したい」と考える方がいれば、その参考になればと思ってブログを綴っている。すると時々コメント欄なんかで「ちょっと海外に出たからってなに?本当にすげーもん作ってから偉そーに言えよ」み…

転職回数は多い方がいい。「転職は3回まで」なんて言ってくる奴は放っとけばいい

転職回数は多い方がいい。別に転職回数を獲得ポイントのように考えて、ポイント数をたくさん稼ぐほどいいと言っているのではない。転職に伴って得られるスキルが重要でそれは経験がないと手に入りにくい。しかしそのスキルが手に入ったら、まーまー仕事も住…

「世界のITエンジニア向け調査結果 スタックオーバーフロー2017」はいつも興味深い

毎年やってるスタックオーバーフローのIT技術者向けのアンケート結果2017版が出た。これがいつも興味深いので一部を抜粋した。 アンケートに回答があった地域 英語でアンケート取ってるのが理由だろうが、ほぼ英語圏に集中している。日本からの回答は全…

エンジニアとして世界へ参加することが夢とか悲願ってなにそれ?「普通だぞ」とだけ言いたい

これはエンジニアに限った話ではない。それがスポーツであれ芸術であれ誰かが「世界」へ参加することを悲願や夢、冒険に置き換えて表現する言説がある。そういう発想は閉鎖的で不利益だし、そもそもそんな昭和みたいな根性論とそれを堂々と語る人たちは無視…

国際経験がやたら豊富なITエンジニア達だが反グローバル化に対する感想はそっけないものだった

現在の勤め先であるベルリンのITスタートアップの同僚のITエンジニア達は揃いも揃ってとても国際経験が豊かだ。そんな連中と昨今の反グローバル化に対する意見を聞いても驚くほどにそっけなかったが、自分も似たような意見しか持ってないな、という話。私の…

海外転職では最初の壁を超えてしまえば後は楽勝。ただしある条件は付く

海外転職において最も難しいのは最初に日本から海外へ渡る際にある壁でそこを超えたら後は比較的楽勝ですよ、という話。言いたいことの結論を図にすればこんな感じ。 | | | | 高 い 壁 | | | | 日本 | シンガポール | ヨーロッパ(ベルリン)なん…

海外におけるエンジニアのキャリアをヨーロッパ貴族のお父様がタトゥー娘にメッセンジャーを送信するとこを想像しつつ考える

同僚のTはチェコ出身のカスタマーサポートを担当する女で、肩から手首にかけて派手な入れ墨があって、ヨーロッパ言語5ヶ国語を操ることができて、普段から各国の言葉で電話を通して客と対応していて、最初会った時は髪の毛の右1/3が緑色だったし、眉毛あ…

まともなコードが書けるエンジニアならどこでも海外移住できるという単純な理由

ベルリンでもシンガポールでもITスタートアップのエンジニアチームで一緒に働いたチームメンバーの中に現地人はひとりも居なかった。そういう現状からITエンジニアならほぼどこでも移住できますよ、という理屈になる。現地人とはその国で生まれ育った人のこ…

朝っぱらから路上でゲイがディープキスしているのがベルリン

今朝、出勤するためにベルリンの美しい街を歩いているとヒゲを生やした中年小太りのゲイが二人でキスをしていた。軽い挨拶程度のキスではない。お互いの腕を絡ませて、抱きついて、ブッチュー、、、、、、とかなりディープだった。朝の9時半の路上で。で、…

海外転職でクソなスタートアップにひっかからないようにする方法

ホントにいいスタートアップには優秀な人材と刺激的なプロジェクトがあり、そこで働く人には無数の成長機会が存在する。ならばスタートアップで働くに限るぜ!となりがちだが気をつけなければならないことがある。それは箸にも棒にもかからないようなクソみ…

ITエンジニアの海外転職を成功させるちょっとしたテクニック集

ITエンジニアが英語圏の会社へ海外転職する際、それを成功に導くちょっとしたテクニック集。これはとかではない。あくまでもちょっとしたテクニックになる。こういうのが意外と重要。シンガポールからヨーロッパのIT企業に転職することになった。オファーを…

ITエンジニアの海外転職で出された技術問題をそのままここに貼り付ける - その1

エンジニアが海外転職をする際に必ず出されるのが技術問題で、それらは本当に玉石混交。いい問題もあれば、なんかしっくりこないクソ問題もある。私が現職で応募者に技術問題を出す際にはいつも「外部のネットに書いたり、人に問題の内容を教えたりしないで…

ITエンジニアの海外転職で気にするべきこと、気にしなくていいこと

ITエンジニアが海外転職をする際に気にするべきこと、気にしなくていいことをまとめた。なんか最近やたらとエンジニアに海外転職をすすめている記事が目につく。(このブログも基本そういうスタンスだけど)エンジニアが海外に仕事場を移して、そこでさらに…

転職候補先で仕事内容や条件は素晴らしいのに「なんだか働きたくないなー」な会社があった

2年ぐらい前、シンガポールで転職活動をしていたときに仕事内容がバッチリで条件もそこそこいい求人が見つかった。さっそく応募書類を送って最初の面談が決まって、面談した。その後に「1次面談ありがとう。次回の2次面談の予定が**でして、来てもらえ…

エンジニアの技術力とプロジェクトのヒット率の悲しい相関性

元同僚のエンジニア達に会っていろいろ話す機会があって、彼らと話すうちにエンジニアの技術力とプロジェクトのヒット率の悲しい相関性について言及するに至った。人材の流動性が高いシンガポールのスタートアップで働いていると、同僚と仲良くなっても自分…

5000件の解答者登録達成!ほとんどのエンジニアには解けるパズル1

ほとんどのエンジニアには解けるが、下位10%のダメなエンジニアにだけ解けないパズル?などというITパズルを作成して、それが解けたら解答者登録できる仕組みにしておいたら、8ヶ月かかってやっと5000件に到達した。「だからナニ?」と言われてもそれま…

英語圏のITスタートアップにおいて日本人であることの唯一のメリットを転職で活かす方法

もうぶっちゃけて言ってしまえば英語圏のITスタートアップで働く場合に日本人であることのメリットなんてほとんど無い。日々の業務で実感できることなんて皆無だ。ほとんどの情報は英語で発信されているし、会議もランチ中の会話も英語。ジリ貧状態の日本市…

特殊文字の英語表現は英語圏の職場ではよく使うけど、普通の英語学習では出てこないので対策しておくべし

特殊文字の英語表現は勉強して覚えたってよりも、シンガポールで働き出して職場の同僚が何度も話すのを聞いて自然に覚えた。最初の頃はその辺りが慣れていなくて「『#』って入れて」言いたいのにどう表現すれば分からないから、キーボードに手を伸ばして「…

履歴書の技術欄にRailsとかのフレームワークを書くならせめて自分のGitHubアカウントにフォークしとけば多少なりとも印象あがりまっせという話

香港人の若くて可愛いインターンのJ(男)が「就職活動する時になんかいい方法ありますか?」と聞いてきて、その時なにげに答えた内容がまーまーマシな回答だったな、と思ったのでここにも書くことにした。それは「もし履歴書の技術欄にRailsって書くなら、…

ボスの評価をあんまり気にしてないシンガポールで働く多国籍なエンジニア達が気にしてること

シンガポールで働く多国籍なエンジニア達はボスの評価をあんまり気にしてないけど、その代わりにその何百倍も気にしていることがありますよ、という話。先日オフィスで仕事している時に「ワぁあああー!」という声がして、ドタっとなにかが落ちる音がした。…

英語圏のエンジニア職への転職応募で書類選考を5割以上合格させる3つのポイント

英語圏のエンジニア職への転職応募において最初の関門は書類選考になる。その書類選考でどこかの会社に10通履歴書を送ったら5通以上は合格させる方法を書いた。就職活動において書類選考漏れというのは妙に精神的にヘコむ。特にある程度キャリアを積むと…

海外転職の面接の時に英語で聞かれるRubyとRailsの基礎質問を徹底マスターしておく方法

海外転職の技術面談の形式に関してはこのブログに何度か書いたので、今回はその具体的な対策を書いた。ずばり「RubyとRailsに関する英語の基礎質問と解答例」書類選考をみごとに通過したら次は電話面談かもしくはオフィスでの面談になる。いづれにしても採用…

1ヶ月やってみたスカイプ相談をここで一旦終了することにした

1ヶ月間ほどスカイプ相談なるものを受け付けていて、ちょうど1ヶ月でキリがいいので一旦ここで終了することにした。スカイプ相談というのは今から海外移住や海外転職をお考えで、もし私になにかスカイプを通してお聞きになりたいことがあれば30分200…

履歴書は良かったのに書類選考で落ちてしまった人の原因はGitHubだった話

半年ほど前にエンジニアの募集をしていた時、履歴書の上ではまーまー立派な感じだった応募者がGitHubのおかげで書類選考漏れしたことがあった。応募者からの履歴書とカバーレターが人事を通して各担当のエンジニアに転送されてきた。英語圏ではエンジニアの…

海外転職でどこまで自分のスキルを「アタシすごいのよ」と誇張してもいいか

マジメで正直な日本人が調子のいい外国人達にオイシいところを持って行かれてしまうのはよくあること。海外転職だって例外じゃない。世界各国からの応募者の中にはびっくりするぐらいに「オレはできる!なんでもできる!」と言ってくる人もいる。そんな超ア…

海外転職におけるエンジニア向けの英語の求人票から読み取る採用担当者の考え

海外転職におけるエンジニア向けの求人票をしっかり読めばその採用担当者の意図が分かりますよ、という話。どんなエンジニアでも海外で働いて、それなりの仕事をしていれば必ず採用業務も担うことになる。エンジニアの採用は人事ではなく、エンジニアが行う…