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ジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと家族と共に流れ着き、ベルリンのスタートアップで働くソフトウェアエンジニアの日記

英語圏の小学校の英語教科書が実は最高の英語教材

英語 海外移住 シンガポール生活 海外転職

海外で仕事をしようと心に決めて、英語を徹底的に勉強しなおした時に足かせになったのが日本の学校で学んだ英文法だった。「3単元」やら「過去完了形」やらの変な日本語の英文法用語が頭をかすめて、英語で読む、聞く、書く、話すのどれにおいてもスピードが遅くなっていた。しかも文法の理解も細かいニュアンスなどになると「?」ということが多々あった。

しかし以下の本に出会ってから霧が晴れたように英文法に関しての理解が深まった。

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

本書はアメリカやイギリスでも小学生の教科書として使われている。もちろん中は全部英語だ。この本を読んだ時「なぜ私が日本に居た時の英語教師達はこの本のように説明してくれなかったのだ」と憤りすら感じた。そもそも英文法を理解しようとする際にそれを日本語で書かれた文章や日本語で教師が話す説明から得るという方法に無理がある。
そのフローは

理解すべき英文法 => 日本語の説明を受ける => 日本語説明の理解 
=> 英語へ適用するように脳内で変換 => (やっと)理解!

となる。日本の学校でごく普通に行われている英語授業を受けていると、このおかしさに気付きにくい。しかし今なら分かる。この説明方法には無理があって、なにより非効率だ。

生きた証拠はシンガポールの学校で学ぶ私の娘達。彼らは日本からいきなりシンガポールに来てしまったが、あっと言う間に全て英語で行われる授業に馴染んでしまった。これは「子供だからできるのだろ」の一言では片付けられない。子供であっても幼児教育やらで小さいうちに英語を学ばせているが、どうしても英語ができるようにならない子がたくさん居るのを知っている。

違いはその学習方法だが、そんな特異なことをやっている訳ではない。

要は「英語を英語で学んでいる」

ただそれだけ。

この単純なことを理解したのは私はもうほとんどオッサンになってしまってからだった。(あームダな遠回りをした!)

例えば過去進行形という項目がある。英語ではpast continuous
日本語の説明と英語の説明を比べてみると以下の様になる。

過去進行形

現在進行形は<be動詞+~ing >の形だが、過去進行形では<be動詞過去+~ing >の形になる。
意味は「(そのとき)~していした」。現在進行形を過去形にするだけなので、
現在進行形を理解してからのステップが望ましい。

 She was running at that time.(彼女はその時走っているところだった)
のように、主語が現在分詞(doing)と、be動詞の過去形で結ばれているのが特徴。

She(彼女)が、running(走っている状態)と、was (イコールであった)であることから、
「彼女は走っている状態と等しかった」すなわち「彼女は走っているところだった」という意味になる。
単に動作や状態を説明するのではなく、"動きを伴った表現"が進行形のポイント。

この後もややこしい説明が続いていたが、読むのも面倒なので削った。一体どうしてこんなスッと頭に入らない説明になるのか不思議でしょうがない。「彼女は走っている状態と等しかった」なんて英語を勉強してる小学生に日本語で言ったりしたら「え?」となって当然だ。

次はGrammer in Use から同じ項目の英語説明

f:id:tango_ruby:20150814121701p:plain

同じことを説明しているのだけど、これ読んで理解しようとしている時の脳内のフローがまったく異なるのを感じていただけたと思う。

理解すべき英文法 => 英語の説明 => 英語の理解!

と一直線に頭に入る感覚がある。この間に余計な日本語的な思考を挟まないで一直線に英語でスカーっと全部理解する!というのがポイント。
そして本書には日本語の英文法説明ではほとんど見たことのない細かい英語のニュアンスが非常に分かりやすく説明されている。例えばwill と be going to や、過去形と過去完了形の使い分けなど。これらはもう日本語で説明してもややこしいだけで、脳に意味のない負荷をかける必要性はまったくない。本書を読んで「おお!そうだったのか!」となったことが多数ある。
きっとそれは「分かりやすく英語を説明すること」にかけてきた時間、歴史、知識の蓄積が日本とは比べ物にならないぐらいに英語圏にはあるからだろう。本書は英語を英語で分かりやすく説明した究極の1冊と言える。これ以上に英語を分かりやすく説明することはほぼ不可能というぐらいだ。
もし今まで関わった英語教材の効果をそれにかけた費用で割って投資効果を示すと私にとってはこの本がブッチぎりの1位だ。この本の値段(たった数千円)で得られる英語力の向上は凄まじい。「ちょっとできるようになりました」なんてレベルではない。少なくとも英文法に関する悩みは全てぶっ飛ぶ。

オススメの1冊です。私はこれ買った後、他の英文法の本は全部捨てた。そして今でも時々読んでいる。

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)


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