ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

Entries from 2015-01-01 to 1 year

英語とプログラミングが勉強できる動画集

YouTubeには英語でプログラミングを解説する動画が山ほどある。これらは英語のリスニングの勉強と同時にプログラミング知識も身につくので重宝している。私は常に50本近くのこれらのビデオファイルをiPhoneの中に入れておき、ちょっとしたすきま時間に視聴…

シンガポールのシリコンバレーと呼ばれる場所

今、私が働いているスタートアップのある場所はシンガポールのシリコンバレーと呼ばれている。詳しくはここ Blk71 - Wikipedia, the free encyclopedia外からの見た目は工場か倉庫にしか見えないただのビル。その中にはいくつものスタートアップが入っている…

英語圏のエンジニアにとって大企業とスタートアップの区別は無い

職場の同僚のお別れパーティーがあって、その同僚の次の転職先がロンドンのグーグルだった。いわゆる社員15人以下の誰も知らないスタートアップ企業から誰でも知っている世界企業に転職していく訳だが、ここではそんなに珍しい話ではない。 基本的に英語圏…

海外だからなんとかなってるが私の日本のサラリーマンとしてのスペックは終わってる

正直、日本だったら終わってたな。理由はだいたい3つ 年齢 転職回数 仕事のスタイル もう結構な年齢のいいオッサンだ。日本だったら若い人達に「アラフォーなのにおっさんがコード書いてるけど、アレ大丈夫かよ?」とか言われてそう。 シンガポールではまっ…

シンガポールのIT系スタートアップのある1日の風景

私にとっては多国籍なIT系スタートアップの職場はもう日常になってしまったが、よく「どんな人と働いてるの?」「職場に行ったらナニするの?」「どんな会話するの?」と基本的なことを質問されることがあるので、とある1日の風景を書いた。 シンガポールの…

Rubyのリファクタリング:「聞くな、言え」の法則

元ネタはこちら。 Tell, Don't Askキャッチフレーズから非常に分かりやすい。 Tell, Don't Ask 言え!、聞くな理想的なオブジェクト指向設計においてはオブジェクトに対してただやって欲しいことを「言う」だけ。 こちらでどうればいいのか聞いたり、判断し…

エンジニアはプログラムエディタとその設定にトコトン気を使うべし

タイピングの速さとコーディングの速さはしっかり相関関係がある、という話。人種国籍問わず、エンジニアでもたまーにエディタ愛が乏しい人がいる。基本的にエディタ愛が強いのはVimとEmacs ユーザーが多いが、ここではどんなエディタであってもいいし、とに…

Vimのスペルチェックのハイライトを止めて下線だけにする方法

Vimのスペルチェックは便利だけど、ハイライトがまっかっ赤になっていて「そこまで目立つように『スペル間違ってますよ!』って主張しなくてもいいだろ」という場合の対処方法。.vimrcに hi clear SpellBad hi SpellBad cterm=underlineとすれば下線だけで地…

『日本人の9割に英語はいらない(著:成毛眞)』書評

本書を要約は以下の3点 日本人の9割に英語はいらない 9割はもっと本読め 1割はもっと英語できるようになれ 以上。 成毛氏は元マイクロソフト社長で現在はファンド会社や書評サイトHONZなどでご活躍中、と紹介されているが、私にとってはナニ言ってもおも…

Vim、Emacs、SublimeTextなどのプログラミングエディタの選択基準

エディタ戦争と言われるぐらいに、人それぞれがエディタに関しては意見があるのは分かる。特にソフトウェアエンジニアにとってエディタは生産性に直結する重要なツールだ。しっかり吟味して選択すべき、となっている。しかし私はあえてその選択基準をもっと…

シンガポールに転職する際に給与面を気にしても意味が無い理由

今の会社に入る前、転職活動している時に給与に関してはほとんど考慮しなかった。「おカネなんて関係なくいい仕事だけ求めてます」と、エエかっこした話ではない。外国人がシンガポールで働くには、給与面を気にしたところでどうにもならない事情があるから…

海外生活でとっさの英単語が出てこない場合に備える語彙力強化の1冊

以前、職場の同僚デザイナーのAと打ち合わせをしている時に「水道の蛇口」という英単語が出てこないで困ってしまった。それで「だから、ほら。あのキッチンにある水が出てくるとこの形みたいなよー」とか言ってしまった。その後、Aが「bibcock(蛇口)のこと…

オブジェクト指向設計を実現するためのドMなコーディングルール

ちょっと古いブログだけど、オブジェクト指向設計を誰でもカンタンに実現するための4ルールを見つけた。 Sandi Metz' Rules For Developersブログ記事は「Practical Object-Oriented Design in Ruby」の著者が提唱しているコーディングルールをthoughtbot社…

Deviseの認証メールをカスタマイズする方法

Deviseの認証メールをカスタマイズする方法がググっても日本語ではあまり出てこないので書いた。Deviseをconfirmableにした場合、デフォルトだととても簡素なメールでの認証になってしまう。 ユーザーにとってはただの1回だけの認証メールで「リンクを押せ…

とにかく話が面白い人のはなし

「いつ会ってもこいつの話はおもしろいなー」と思う人達が居る。シンガポールに移住して得たメリットのひとつに「やけに話のオモロい人達」に出会えたこと。で、その様な人たちにはある共通点があってそれは 話が面白いというよりも、その人が今までやってき…

英語圏の小学校の英語教科書が実は最高の英語教材

海外で仕事をしようと心に決めて、英語を徹底的に勉強しなおした時に足かせになったのが日本の学校で学んだ英文法だった。「3単元」やら「過去完了形」やらの変な日本語の英文法用語が頭をかすめて、英語で読む、聞く、書く、話すのどれにおいてもスピード…

rbenvのリストが最新に更新されない場合の対処法

Ruby 2.2.2がリリース(2015年の4月)されて、古いバージョンのRubyをバージョンアップする時の極めて地味な問題。リストに最新版が出ない場合。 $ rbenv install --list Available versions: 1.8.6-p383 1.8.6-p420 1.8.7-p249 : : 2.2.1 :なんで2.2.2がず…

「アルゴリズム論なんて知らなくてもコードは書ける」はその通り。だけどそれ落とし穴ですよ、と

オフィスにこの本が置いてあって、読んだ。正直言って、英語が妙に難しいし完全には理解できていないが、それでもためになること多し。中途半端な最新技術の本を読むことに時間を割くぐらいなら、このようなアルゴリズムとか基礎技術を身につけた方が後々に…

やっぱブログはコツコツ書いた方がいいわとrailsでリロードしないとJavaScriptが挙動しない問題で思った

後から考えればしょーもないことでもその問題にハマっている時は「この状況を助けだしてくれるモノなら藁でも掴むわ!」となっている。で、それがコーディングに関する問題になると往々にして救い出してくれるのはどこかのエンジニアが書いた、小さなブログ…

エンジニアのキャリアって論じる必要あるの?

「これからのエンジニアわぁああ」「人のまねーじめんともできるべきでー」「35歳限界説があるけどなー」とかの話題がブログや記事で散見される。でもこれらにあまり論じる価値を感じない。そういえば海外のスタートアップに入ってからそんなキャリアの話…

学歴の有効性は海外のスタートアップではただ1点のみ

学歴が有効かどうかは労働市場ごとに分けて考える必要がある。例え日本で有効であったとしても、それが海外やまったく環境の異なるスタートアップでも有効とは限らない。ここでは乱暴に 学歴 = サラリーマンとしてカネを得る手段 = 職の得るための道具として…

子供を連れて海外移住する時に最も気をつけるべきこと

「実は家族でシンガポールに引っ越しすることにしまして。。。」と周りの人に報告した時に最も言われたのが「子供はどうなるの?」だった。当時、小学校に行き始めたばかりと幼稚園児だった2人の娘の心配をしてのことだった。もし日本の大企業からの転勤命…

海外の高給ITエンジニア求人を英語で読んでみれば明らかなこと

昔、日本のIT会社で働いていた頃に客であるNTTという大きな日本の会社様にお勤めのバーコード部長かナニか知らんが偉い人がエクセルで作った要件定義書をプリントしたのをバンバン手で叩いて私の所属していたチーム全員に激昂していた。長い話だなーと思って…

エンジニアが海外で生き残るには流行りモノより基礎技術

職場の同僚エンジニアAに対して抱いた思いは「コイツよく分かってるなー」だった。Aはその分野ではもちろん重宝されている人材。今はシンガポールで暮らしているが、持ち前の技術力で世界の気に入った国を見つけてそこでエンジニアとして働いて、国々を移り…

chefとvagrant のインストール方法ってマチマチだが、正攻法でやった方がいいと断言する

まずはchefのインストール。安易にgemでインストールするとknifeが入ってない、とか不完全なまま放置される可能性があるので以下のようなgemコマンドで入れる方法はオススメしない。 $ gem install chefとするよりも ここからとった方がいい。 Chef Developm…

「空気読め」なんて言ってられない多国籍な職場

いろんなバックグランドを持つ人が集まる職場ではとにかくコミュニケーションが重要。生まれた国や母国語が異なると「普通こーだろ?」がとにかく通じない。今日、ドイツ人エンジニアとカナダ人エンジニア、ブラジル人デザイナーと日本人の私の4人で軽いミ…

スタートアップの面接にスーツで登場とはいかがなものかね

英語圏の転職面接ではチームのほぼ全員と面談することが多い。だいたい7,8人ぐらい。つまり、もしその会社に採用された場合に一緒に働くことになる人達全員と話して「こいつと一緒に働けるか?」をお互いが見る訳です。会社としても変な輩を入社させてし…

英語とプログラミングを同時に勉強するなら「Practical Object-Oriented Design in Ruby」の一択

短時間で効果的に英語とプログラミングを同時に勉強したい、となったらその方法として「英語でプログラミングの本を読むこと」がある。ただこれで私は何度も失敗した。失敗の原因は「本選びが悪い」に尽きるが、その主な理由として3つある。 英語が難し過ぎ…

英語学習のやる気を急上昇させる要素としての「笑い」

英語で読んだり聞いたりした内容で心からウケて笑った体験が一度でもあるとやる気が急上昇しますよ、と。英語の勉強ってその本質は暗記ばっかりで地味だから、よっぽど根性がある人でもない限り、時々ダレてしまって当然。英語勉強してる動機は「外資系に就…

外国人同士でランチをとると、たわいの無い会話がたわいの無い会話でなくなってしまうのでした

もしシンガポールのスタートアップでエンジニアとして働くなら、よほどのことでもないかぎり、その人は職場で唯一の日本人になる。シンガポールには約2.5万人の日本人が在住しているが、そのほとんどは日系企業の駐在とその家族。もしくはある程度の規模の企…