ベルリンのITスタートアップで働くジャバ・ザ・ハットリの日記

日本→シンガポール→ベルリンへと流れ着いたソフトウェアエンジニアのブログ

海外スタートアップ事情

英語の達人に聞きまくったホントの英語習得法は「みんなが知ってるけど目を背けていた真実」だけだった

かつて日本で働いていた時にすごい英語の達人たちに英語の習得法を聞きまくったことがあって、それで判明したのは「みんなが知っているけど目を背けていた真実」だけだった、という話。「これから海外で働こう」と考えた当時の私は日本企業に勤務していてお…

AWSを最短でマスターするための入門者向けココロエ3箇条

これからAWSを学ぶ方へ「AWSを最短でマスターするための入門者向けココロエ3箇条」を書いた。これはあくまで入門者向け。AWSの全てを把握してバリバリにご活躍中のインフラエンジニアは除く。 AWSを最短でマスターするための入門者向けココロエ3箇条 全AWS…

エンジニアのハマり時間とその技術的難易度の相関関係

めちゃくちゃにハマったからと言って、その問題は技術的難易度が高い訳ではないんじゃね?という話。 ここで言う「ハマる」とはなにかに没頭することではない。バグとかエラーがあって、なかなか解決できなくてそのために時間を割かれてハマる、の「ハマる」…

「シンガポールはグローバル時代の都市国家の最新モデル|堀江貴文」を読んで焦ること

シンガポールの分析記事を読むといつも焦る。確かにシンガポールとそのスタートアップ界隈の発展ぶりは凄まじいの一言なんだけど、そのど真ん中のポジションを取っている私自身の発展はあるのか?、と考えて焦るのだ。cakes.mu記事内容になんの異論も無い。…

エンジニアのタイプはスピード重視派と慎重派とかじゃなく、できる奴とできない奴だけじゃね?

エンジニアのタイプを表現する時にスピード重視派とか慎重派とかいう表現がしっくりこない。結局はできるか、できないか、だけの差しかないな、という話。こちらのスタートアップではまっさらのゼロ状態から「明日までに完成させてくれ!」というむちゃな要…

「これマジ未来きたわ!」とシンガポールのオフィスはAmazon Echoの話題で持ちきりだった

最初は職場のSlackで「スティーブ・ウォズニアックがAmazon Echoを絶賛中らしいわ」程度の書き込みがあっただけだった。最初は私も「ふーん」程度だったのが、なにか見れば見るほど心がザワついてきて、ランチの時にエンジニア達が集まるともうAmazon Echoの…

常識なようで常識ではなかった2段階認証

IT系のスタートアップではほぼ常識だろ、と思っていた2段階認証が実はそこまで常識では無かったな、という話。 だいたい2段階認証をしていない人は間違いなくリテラシーが低い、と今でも思っている。別に誰もがIT企業で働いている訳ではなし、ましてや多国…

エンジニアの海外転職において避けては通れないコーディングインタビューとその対策

英語がバリバリのネイティブでない限り、日本人エンジニアが海外転職の際にもっとも苦戦するのがコーディングインタビューだろう。その内容と対策方法をまとめた。あらかじめ書いておくが、私のコーディングインタビューの戦歴は人に誇れるようなモンじゃな…

とびきり優秀だとしても、クビになる可能性は決して無くならないのがこの国のIT業界

極度に効率化されたシンガポールのIT業界ではどんなに優秀な人であってもレイオフ(クビ)の対象になりますよ、と。日本でも人気なマッキンゼーという戦コン会社があって、そこ出身の高給取りが目の前でレイオフの対象になって会社から出て行くとこを目撃し…

「ニッポンはもうIT大国になれない」のか?

これ読んだ。anond.hatelabo.jp感想としては「いやいや日本はIT大国になれるポテンシャルあるだろ。20年ぐらいかければ」だった。 なかなかブログの書き方とか面白くて参考になった。 100人のプログラマが2週間かかって出来ないことをスーパープログラ…

シンガポールで営業マンからセールスを受けて考えた、ゆるくも高い生産性の労働環境

ある技術製品の導入にあたって販売会社からのセールスを受けたのだが、そこで日本とシンガポールの労働環境とそこからくる生産性の違いについて考えさせられた。シンガポールに来てから、セールスを受ける機会があれば、積極的にミーティングに参加するよう…

多国籍のエンジニア達が「笑い」を狙って貼った画像集(ただし全てが面白いとは限らない)

わりとどーでもいいエントリーなのだが、今まで社内のSlackに笑いを狙って投稿された画像を抜粋した。Slackになんでも書いていいチャネルを用意している。だいたいはエンジニア達が息抜きにしょーもない画像なんかを投稿している。社内に日本人は私ひとりで…

”今一番イケてる仕事”のイメージを一新する本『How Google Works』

今の勤め先のスタートアップの本棚に「How Google Works」が置いてあったが、しばらく読まずにいた。どうせ元CEOが書いた「自分の会社自慢本」なんておもしろない、と思っていたからだ。ところが同僚のスウェーデン人エンジニアのJ、アメリカ人エンジニアのA…

英語ネイティブのエンジニアが英文をタイプするところを間近で見たことがあるだろうか?

人それぞれにムダに勝負してはいけない領域があると思う。 あなたは英語ネイティブのエンジニアが英文をタイプするところを間近で見たことがあるだろうか?外国に住んで英語しか話さない職場で仕事していると、どんなバカでも多少は英語が身に付くし、普段の…

実は私達が考えている10倍の速さで世界はフラット化しているのかも、と実感した話

ひょんなことから世界のフラット化を身近に感じることがあった。あるプロジェクトから派生する「派生プロジェクト」を外注に請け負ってもらうことになった。いつもは内製で自社のエンジニアが作るのだが、内容が今後のコアになる訳でもなく、コストも絞れそ…

エンジニアとしての生き方戦略本『Soft Skills』

『Soft Skills』は主に英語圏におけるエンジニアのキャリアや生き方についてやさしい語り口の英語で解説した本だ。ここで言うソフトスキルのソフトとはソフトウェアのことでない。人とうまくやっていくためのスキル(=Soft Skill)のことだ。で、この本は今…

【パズル2】ほとんどのエンジニアには解けるが、下位20%のダメなエンジニアにだけ解けないパズル?

前回に続き、Webエンジニア向けのパズルを作った。プログラム言語を問わず、フロントエンド、バックエンド、iOS、Android、どんな技術を担当しているエンジニアであっても誰でも解けるパズルだ。 サイトにアクセスするとHack Me If You Can(ハックできるもん…

言っても聞かない人達と仕事すること(海外編)

「とにかく言っても聞かない連中だな」というのが職場の同僚エンジニア達に対するお料理教室での私の感想だった。英語圏の職場では定期的に職場のチーム全員で映画を見に行ったり、プールに行ったり、遊園地に行ったりとチームの交流を目的とした遊びを行う…

『下位10%のダメなエンジニアにだけ解けないパズル?』がバズったのでパズルを定期的に作り続けることにした

幸運にもなにげに作って公開したWebエンジニア用のパズルがバズった。これを「バズった」というか「炎上」というのかはさておき、わずか数百のアクセスしかないブログを運営していただけの身に突然に1日10万アクセスが来た。あれだけたくさんの優秀なエン…

英語しか使わない職場に英語がほとんどできないエンジニアが入ってきた話

今の会社はシンガポールのスタートアップで小さい会社ながら世界各国から人が集まり、会議、メール、ランチ中の小話まで全て英語で行われている。で、そんな会社になぜかほとんど英語ができないながら、入社してきた人がいる。彼はアフリカ出身のTで母国語は…

もし海外転職を目指している人が目の前に居たらオススメするたったひとつの単純なこと

もし目の前に「海外転職を狙ってまして」と言う人が居たとしたら、即座にオススメすることがある。それは 「今週末にその狙っている国の会社で人材募集しているとこ探して履歴書を送ってスカイプ面談をまずはやってみてはいかがですか?」だ。 「いやいやワ…

英語圏をマーケットにした会社におけるプロジェクトマネージャーの仕事像

今日はある案件でちょっとした問題があって、同僚のインド人プロジェクトマネージャー(女)のWと1日中ずっと会議室の中で仕事をやり続けることになった。Wの今日の仕事内容がそのまま英語圏をマーケットにした会社におけるプロジェクトマネージャーの仕事…

Kindle PaperWhiteは英語学習者とエンジニアにとって究極の理想端末

今、Kindle PaperWhiteにドはまりしてしまっている。買ってから2週間になるが、片時も離さずに居る。キンドルに対する感想は「英語学習者とエンジニアにとっての究極の理想の読書端末」だ。私の周りの優秀なエンジニア達には読書好きがとても多い。技術に関…

海外での働き方を知るための本のまとめ

海外での働き方について書かれた本で納得できた本だけをまとめた。海外での働き方に関する情報なんて、きっと需要は少ない。わざわざリスクをおかして海外に飛び出ることを考える人なんて少数派なのは確かだ。だが海外移住や海外転職の計画を立てていて、そ…

『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢(著:竜盛博 )』書評

もし海外でエンジニアとして働くことのメリットとデメリットを本当に知りたかったら「こんなブログを読むよりもアマゾンのKindleに本書をダウンロードして読めば、それで十分だろ」と思った。エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ?渡米・面接・転職・…

解雇通知(クビ)を受けてその5日後に解雇通知の撤回(クビの話は無かったこと)にという人のことナメまくった対応を受けたことがあるのだが

いろんなことがある海外である程度の耐性ができた私は多少のことに驚かなくなったが、これにはさすがに面食らった。正直な感想としては「オレのことナメとんのか」と。ある日、会社のCEOに呼ばれて「悪いんだけど○○って理由があって2ヶ月の猶予あげるから転…

海外の技術職への転職の際に英語で行われる技術面談対策はこのサイトでやっておいて損はない

英語圏のエンジニア職に転職しようとする際に避けては通れないのが技術面談。何度かこのブログでも紹介しているが、もし海外のエンジニア職への挑戦をお考えの方が居ればこれは十分に対策をとっておいた方がいい。きっと思っているよりも実際にやるとその難…

仕事で一生コード書いててもいい。ただし日本以外に限る

日本以外でならコードを書く仕事をずっと続けていたいと考えている。ソフトウェアエンジニアという職に対する待遇と状況が日本と英語圏ではまったく異なるというのが大きい。元からコードを書くことが好きでオモロイと思っているのがあるが、そんな私でも、…

海外転職の際の技術面談にある意外な落とし穴とそれを突破するコツ

海外の会社にエンジニアとして転職する際には必ず技術系質問を何時間も受ける面談がある。そうした技術面談の際には意外な落とし穴がある。(ただしネイティブとまったく同レベルで英語ができる人は別)その落とし穴とは 技術質問を英語で聞かれて英語で答え…

英語圏のエンジニア達はカッコいいことばっかり言ってるのか、という疑問

IT業界で一躍有名になったその青年は彼が作った会社を彼に代わって舵取りをしてもらうためのCEO候補を探していた。ある経験豊富なCEO候補に白羽の矢が立ち18ヶ月にわたって口説いていたが、なかなかそのCEO候補は首を縦に振らなかった。そのCEO候補は現行…